王府井(ワンフーチン)は北京随一の繁華街でありながら、その百货店の地下には、まるで別世界が広がっています。「和平菓局(フーピングオジュ)」は、半世紀前のレトロな北京を再現した2400平方メートルの没入型体験空間です。 一歩足を踏み入れると、レンガ造りの路地、緑の鉄皮の列車、懐かしい駄菓子屋さんが当時の北京市井の生活を生き生きとよみがえらせ、訪れる人々を一瞬で1980年代へとタイムスリップさせます。この息をのむようなレトロな世界は、訪れる人々に古き良き北京の文化を感じさせずにはいられません。
和平菓局の3大魅力
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精巧に再現された路地と生活情景
和平菓局では、レンガ造りの狭い路地、各家の前に置かれた蜂の巣石炭、窓辺に干した白菜、路地に停められた鳳凰(フェニックス)ブランドの自転車など、半世紀前の北京の日常生活が細部まで再現されています。 それらの生活の道具はすべて北京人の共同記憶であり、高齢の北京人には懐かしい思い出を呼び起こし、若い世代には新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。さらに、「清華池」 という銭湯を模したユニークなカフェでは、「沐浴露」(ボディウォシュ)など風変わりな名前のコーヒーを楽しむこともでき、SNSでも話題となっています。
2.生きている文化体験とインタラクティブな楽しみ
ここは単なる展示空間ではなく、生きている文化体験の場です。「勧業場」 では、無料で評劇(中国北方の伝統歌劇)や漫才を鑑賞でき、「拉洋片」 (紙芝居のような伝統芸能)などの非物質文化遺産の技を間近で見ることもできます。 また、訪れた観光客はスタンプラリーに参加することができ、指定された3つのエリアでスタンプを集めると、和平郵便局で限定のお菓子のプレゼントをもらうことができます。 これらのインタラクティブな体験は、旅の思い出をより一層豊かなものにしてくれるでしょう。
3.老舗の味と革新のお菓子
「菓局」は北京で昔、点心屋さんを指す呼び名でした。 その名の通り、ここでは桃酥(タオスー)、牛舌餅(ニューシェービン) など、伝統的な北京のお菓子を味わうことができます。 さらに、「北平冰匠」 というアイスクリーム店では、杏仁豆腐と二鍋頭(白酒)を組み合わせた「北京限定」のユニークな味に挑戦することもできます。 これらの美味しい体験は、観光客が北京の文化を理解するためのもう一つの窓口となるはずです。
最適な観光プラン
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ベストシーズン:年間を通じて楽しめます。屋内施設のため、暑い夏や寒い冬にも快適に過ごせます。
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理想の時間帯:午後10時まで営業していますが、平日の昼過ぎや夕方を選べば、比較的人が少なく、のんびりと探索することができます。 週末は地元の家族連れなどで非常に混雑します。
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アクセス:地下鉄1号線「王府井」駅で下車し、A1出口から地上に出て徒歩約5~10分で王府井百货大楼に到着します。 百货店の地下二階に和平菓局の入口があります。

フォトグラファーとSNS映えした写真を狙う方へ
和平菓局は、どこを切り取ってもフォトジェニックで、写真の仕上がり率は100% と言われています。
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定番ショット:緑の鉄皮の列車は、その時代を感じさせる車両ごと、時代を感じさせる雰囲気たっぷりに収めましょう。
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ユニークな構図:路地の窓辺に置かれた白菜や蜂の巣石炭などの細かい生活のディテールにレンズを向けてみてください。当時の北京の生活感が生き生きと伝わってきます。
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光と雰囲気を活かす:「勧業場」のネオンサインや、レコード屋さんのレトロなポスターは、一味違った雰囲気の写真を撮るのに最適です。

おすすめの旅行者タイプ
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写真愛好家・SNS発信者 ★★★★★ どこを切ってもレトロでインスタ映きする空間は、フォトジェニックな一枚を求める方に最適です。
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家族旅行(お子様連れ・ご年配の方を含む) ★★★★★ 両親の世代には懐かしく、子供たちには新鮮な空間です。三世代で楽しめ、会話も弾むでしょう。
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文化・歴史に興味のある旅行者 ★★★★★ 生きた形で北京の伝統文化や日常生活を体験できる、貴重な文化体験の場です。
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のんびりと探索したい方 ★★★★☆ 無料で気軽に立ち寄れ、ゆっくりと散策しながら時代の流れを感じることができます(ただし、混雑する時間帯は注意が必要です)。

「レトロで味わい深い風景を写真に収めたい」「家族で楽しく思い出に残る時間を過ごしたい」「北京の地元の文化と生活感に触れたい」——和平菓局は、そんな思いを叶え、旅の記憶に深みを加えてくれることでしょう。