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干支や十二支は、年賀状や新年の話題、さらには生まれ年を語るときなど、身近な存在として親しまれてきました。
ただ、その仕組みや成り立ちを詳しく説明できる方は多くありません。
この記事では、干支と十二支の違い、起源、物語、性格や相性、年齢早見表までを整理して紹介します。
中国文化に触れる旅を計画する際にも理解が深まる内容です。
1、干支と十二支はどう違うのか
干支と十二支は同じものと考えられがちですが、本来は異なる概念です。
まずはそれぞれの意味を確認します。
十二支とは
十二支は
子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二要素です。
年だけでなく、方位や時刻を表すためにも使われてきました。

十干とは
十干は
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
の十要素です。
陰陽五行説(木火土金水 × 陽と陰)を背景にしており、古代中国で体系化されました。
木――甲(きのえ)・乙(きのと)
火――丙(ひのえ)・丁(ひのと)
土――戊(つちのえ)・己(つちのと)
金――庚(かのえ)・辛(かのと)
水――壬(みずのえ)・癸(みずのと)
干支とは
干支は、十干と十二支を組み合わせたもの です。
全部で60通りあり「六十干支」と呼ばれます。
日常に残る干支のことば
干支は現代でも生活の中に残っています。
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甲子園――「甲子」に由来
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正午――「午の刻」
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恵方――干支に基づく吉方位
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契約書の「甲・乙」――十干の名残
年の呼び名だけではなく、文化そのものに深く関わる仕組みです。
2、十二支はどのように生まれたのか
十二支には、歴史的な背景と民間に伝わる物語があります。
どちらも文化を理解するうえで重要な要素です。

歴史的な起源
古代中国では、木星の公転周期が約12年であることから、天の区分を十二に分けて年を記録しました。
覚えやすくするため、後に動物が当てはめられたと考えられています。
よく知られた十二支の物語
民間では、動物たちが元旦の朝に神様のもとを目指した物語が広く語られています。
流れは次のように伝わっています。
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神様が「元日の朝、早く来た順に年の大将とする」と告げる
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牛が早く出発
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ねずみが牛の背に乗り、到着直前に飛び出して一番に
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その後、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順で到着
中国の寺院や博物館でも、この物語を描いた装飾を見ることがあります。
猫が十二支に入らない理由
ねずみに「翌日が元日」と嘘を教えられたため参加できなかったという物語が広く知られています。
この話から、猫がねずみを追いかけるイメージが生まれたとも言われます。
「犬猿の仲」の由来
道中で猿と犬が争ったという逸話が、「犬猿の仲」という表現の由来とされることもあります。
歴史的事実ではありませんが、十二支文化を象徴する物語として親しまれています。
3、干支と年齢が分かる早見表
ここでは、年齢や干支をすぐに確認できる形式を紹介します。
日常や仕事の場面で活用しやすい内容です。
年順で確認できる早見表(例:1964〜2025)
西暦・和暦・干支・十二支・満年齢をまとめた一覧です。
実務で使いやすい形式です。
例:
西暦|和暦|干支|十二支|満年齢(2025年)
2025|令和7|乙巳|巳|0〜1歳
2024|令和6|甲辰|辰|1〜2歳
2023|令和5|癸卯|卯|2〜3歳
……
※記事として公開する際は、60年分を一覧にまとめられます。
還暦(かんれき)について
六十干支が一巡する60歳は、生まれ年の干支に戻る節目です。
人生の節目として古くから大切にされてきました。
十二支ごとの生年・年齢一覧
「子年の人は今何歳」
「自分と同じ干支はどの年代」
こうした疑問に役立つ一覧です。
例:
【子年】
2020――4〜5歳
2008――16〜17歳
1996――28〜29歳
1984――40〜41歳
一覧性が高く、干支を軸にした年齢把握に便利です。
4、十二支それぞれの意味と性格・相性
古くから十二支には象徴的な意味があり、性格の傾向として語られてきました。
ここでは一般的に伝えられる特徴をまとめます。
十二支の意味と特徴
子――財運・繁栄。判断が早く順応しやすい
丑――誠実・努力。粘り強く責任感がある
寅――勇気・決断。まとまりを作る力がある
卯――調和・飛躍。穏やかで細やかな気配り
辰――信頼・活力。行動力と持続力がある
巳――知恵・探究心。深く考える傾向
午――発展・健康。明るく行動的
未――安泰・思いやり。協調性が高い
申――器用・適応。吸収が早い
酉――勤勉・誠実。計画的に動く
戌――忠誠・正義感。周囲から信頼される
亥――勇気・無病。まっすぐで行動力がある
干支の相性(参考)
良いとされる組み合わせ
子×丑、寅×午、卯×未、辰×申、亥×卯 など
難しいとされる組み合わせ
子×午、卯×酉、寅×申、辰×戌 など
文化として伝えられてきた一例であり、人間関係を決めるものではありません。
楽しむ程度の参考として取り入れられます。
5、国によって異なる十二支
十二支はアジア各地に広まり、国によって動物が異なる場合があります。
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中国――亥は「豚」
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ベトナム――卯は「猫」、丑は「水牛」
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モンゴル――寅が「豹」とされることがある
旅行中に各地の違いを見ると、文化比較としても興味深い視点になります。
6、よくある質問(FAQ)
Q1:干支が60年で一巡するのは?
十干が10種類、十二支が12種類で、組み合わせが60通りあるためです。60年たつと生まれ年の干支に戻ります。
Q2:1月生まれの干支は?
干支は旧暦の立春前後で切り替わります。西暦1月の生まれでも、立春前なら前年の干支になる場合があります。
Q3:丙午の言い伝えとは?
一部地域に残る歴史的な俗信です。現代では科学的根拠はなく、信じ方も大きく個人差があります。
Q4:十干十二支の一覧は?
十干は甲から癸までの十種類、十二支は子から亥までの十二種類です。組み合わせると六十干支になります。
Q5:(統合)十二支の順番は?
十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の順に巡ります。12年周期で繰り返されます。
Q6:今年の年齢から生まれ年を知る方法は?
今年の西暦から満年齢を引くと、生まれた年が分かります。誕生日を迎えていない場合はさらに1年戻します。
Q7:十二支になれなかった動物は?
民話では「猫」が代表的で、ねずみに日付を誤って教えられ競争に間に合わなかったと語られています。
Q8:日本で1番少ない干支は?
統計では年ごとの差は小さいものの、社会的要因で偏りが出る年があります。特定の干支が常に少ないわけではありません。
Q9:「甲辰」とはどういう意味ですか?
十干の「甲(きのえ)」と十二支の「辰(たつ)」を組み合わせた干支です。六十干支の一つで、年や方位に使われます。
Q10:十干の強い順は?
十干に上下の「強弱」はありません。木・火・土・金・水の五行と陰陽の組み合わせとして考えられる要素です。
Q11:一番強い干支は?
干支に強弱の概念はありません。民間の占いや相性で語られることはありますが、科学的根拠はありません。
7、おわりに――干支の理解は旅の楽しみにもつながる
干支は、十干と十二支を組み合わせて時間や方位を読み解く仕組みとして生まれました。
動物にまつわる物語は、日本や中国の年中行事とも深く結びついています。
基礎を知っておくと、寺院の装飾や伝統行事の意味がより分かりやすくなり、旅先での理解が深まります。
中国文化に触れる旅を計画されている方には、特に役立つ視点です。
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