月餅といえば甘い餡が定番ですが、上海では一味違った「鮮肉月餅」が大人気。その名の通り、豚ひき肉の餡をサクサクのパイ皮で包んだ、まるで“肉まんの月餅版”のような食べ物です。中秋節の時期はもちろん、普段から上海の人々に愛されるスナックで、老舗店の前には常に行列ができるほどの人気ぶりです。
1、上海の食文化が生んだ独創的なスナック
鮮肉月餅の歴史は、上海が国際都市として発展した20世紀初頭に遡ります。西洋のパイ作り技術と中国の点心文化が見事に融合して生まれたこの料理は、上海ならではの独創的な食文化を代表する一品に。今では中秋の風物詩としてだけでなく、通年楽しめる上海のソウルフードとして親しまれています。
2、鮮肉月餅の4大魅力

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サクサクの層状パイ皮: 何層にも重なったパイ生地が、口の中でほろりと崩れる食感
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ジューシーな肉餡: 豚ひき肉とネギ、しょうがを合わせた餡からは、熱々の肉汁が
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絶妙な大きさ: 手のひらに収まる大きさで、歩きながらでも食べやすい
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香ばしい香り: オーブンで焼き上げるため、街角で漂う食欲をそそる香り

3、食べられる場所
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上海の老舗: 光明邨、真老大房などの老舗食品店が特に有名
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南京路の食品店: 第一食品商店や泰康食品店で出来立てを購入可能
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地下鉄駅のベーカリー: 主要駅のベーカリーでも気軽に購入できる
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ホテルの点心: 高級ホテルでは、より繊細なバージョンを提供
4、食べるときのポイント
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ベストな食べ方:
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焼き立てをその場で食べるのが一番
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一口かじるときは、中の熱い肉汁に注意
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好みで黒醋をつけても美味しい
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購入のコツ:
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朝10時と夕方4時ごろが焼き立ての提供時間
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1個から購入可能なので、まずは試食から
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お土産用には、電子レンジで温め直すと美味しい
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注意点:
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猪肉アレルギーの方はご注意を
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提供直後は中身がとても熱いので、やけどに注意
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日持ちは2〜3日程度なので、お土産には注意
5、日本人におすすめの楽しみ方
「日本の惣菜パイや肉まんとどう違う?」と比較しながら味わうのも楽しい発見があります。サクサクのパイ皮、ジューシーな肉餡、そして香ばしい香り──これらが織りなす味わいは、上海ならではの食文化を感じさせてくれます。特に光明邨の鮮肉月餅は、そのサクサク感とジューシーさで絶大な人気を誇ります。上海観光の際には、ぜひこのユニークな“月餅”を味わってみてください。