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天門洞(てんもんどう): 海抜1264メートルに位置する世界最高所の天然穿山溶洞で、高さ131.5メートル、幅57メートル、奥行き60メートルの巨大な穴が山腹に穿たれています。まさに「天への門」そのもので、その壮大なスケールは訪れる者を圧倒します。洞窟の前には「天梯」と呼ばれる999段の階段が続き、体力に自信のある方はこの階段で直接洞窟広場へアプローチするのがおすすめです。また、世界最長とされる「穿山自動扶梯」(山を貫くエスカレーター)を利用すれば、より楽に洞窟へ到達できます。
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天門山索道(てんもんざんさくどう): 全長7455メートル、高低差1279メートルを結ぶ世界最長の高山旅客用ロープウェイです。市街地の駅を出発すると、約30分かけて山頂へ向かい、その途中では、眼下に広がる「通天大道」(天へ通じる大道)と呼ばれる99の急カーブからなる盤山道路の全景を一望できます。このロープウェイの旅自体が、天門山観光のハイライトの一つと言えるでしょう。
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玻璃棧道(ガラスちんたん) & 鬼谷棧道(きこくちんたん): 海抜約1400メートルの断崖絶壁に設置された全長60メートル、幅1.6メートルのガラスの遊歩道です。透明なガラスの床の下には深さ1,400メートルの谷底が広がり、スリル満点の空中散歩を体験できます。ガラス栈道に続く「鬼谷栈道」は、すべてが絶壁に張り付くようにして造られた遊歩道で、春秋時代の思想家・鬼谷子が修行したという伝説にちなんで名付けられました。視界が開け、天門山の雄大な山並みを望む絶景スポットです。
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通天大道(つうてんだいどう) & 山頂の原始次森林: 全長約11キロメートル、標高200メートルから1300メートルへと一気に駆け上がる「通天大道」は、99ものヘアピンカーブが連なる「天下第一公路奇観」(天下第一の道路景観)と称される絶景道路です。山頂部は比較的なだらかで、保存状態の良い原始次森林(二次林)が広がり、森林被覆率は90%に達します。太古の森が作り出す静寂と、そこに点在する奇岩や苔むした石筍は、自然が造り上げた「天空の盆景花园」(盆景花園)のような美しさです。
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観光のベストシーズン: 気候が穏やかで景色も鮮やかな春(3月~5月) と秋(9月~11月) が最もおすすめです。夏(8-9月)は緑が濃く、にわか雨の後には雲海が発生し、仙境のような風景を見られるチャンスもありますが、昼夜の温度差や突然の天候変化に備えた準備が必要です。冬は雪景色や霧氷(樹氷)という幻想的な風景に出会える季節です。
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観光所要時間: 山頂の主要スポットを効率よく回るにも最低4時間~6時間は見ておきましょう。ロープウェイやエレベーターなどの待ち時間も考慮し、ゆとりを持った計画をおすすめします。
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おすすめルート: 混雑を避け、効率的に回るなら、A線ルート(ロープウェイで上山、バスで下山) がおすすめです。まずは世界一長いロープウェイで一気に山頂へ。山頂では、西線の玻璃棧道と鬼谷棧道を散策してから、穿山自動扶梯(山を貫くエスカレーター)で天門洞へ。最後にバスで「通天大道」の99の湾曲を体験しながら下山するコースが人気です。

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日本語サービス: 現在のところ、天門山エリアでの公的な日本語の音声ガイドや日本語対応可能なガイドツアーについては、確認されていません。主要な看板には中国語と英語が併記されている場合が多く、チケット購入や道案内については、翻訳アプリなどを活用すればスムーズに進められるでしょう。
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営業時間:
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4月1日~10月31日: 8:00~19:00(最終入場時間は変動する場合あり)
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11月1日~3月31日: 8:00~18:00(最終入場時間は変動する場合あり)
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入場料: チケットは278元前後/人が目安です。これには往復のロープウェイ、穿山自動扶梯(山を貫くエスカレーター)、景区内のバスの料金が含まれている場合が多いようです。学生証の提示で割引が受けられる可能性がありますが、査定が厳しい場合もあるので、学籍が確認できる書類の準備をおすすめします。
- アクセス:市中心部からは、タクシーで「天門山索道下站」(天門山ロープウェイ下駅)まで約10数元でアクセス可能です。

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天門山は国内外の観光客に大人気のスポットです。週末や祝日、特に中国の祝日は大変混雑します。できるだけ平日を選び、開園直後の午前中に訪れることで、比較的ゆったりと景色を楽しめる可能性が高まります。混雑を避ける另一つの方法として、12時から14時の時間帯に入場する「逆張峰」も効果的です。
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園内は非常に広く、遊歩道や階段も多いため、歩きやすい靴は必須です。天候が変わりやすい山岳地域なので、防水・防寒着や帽子、日焼け対策も忘れずに。また、小雨やにわか雨にも備え、折り畳み傘やレインコートを持参するのが賢明です。
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ガラス栈道を体験する際には、指定の靴カバー(利用料は5元程度)の着用が義務付けられている場合があります。貴重品の管理も心がけ、指定された遊歩道からは外れないようにしましょう。




| 項目 | 詳細情報 |
| 営業時間 | 景区:概ね 7:30 ~ 16:00(季節により変動)。最終入場時間に注意。 |
| 料金体系 | A/B/C線「双程索道套票」(各種交通機関含む総合チケット)で販売。2025年11月現在、一般大人は 288元(保険料込み)。 |
| アクセス | 起点は2ヶ所:市街地の「天门山索道下站」と、山麓の「山门」。選択したルートにより異なる。 |
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変化に富む空中旅(工事中区間): 現在運行中の区間でも、市街地を離れ、緑深い峡谷の上を進む非日常的な感覚は健在です。車窓からは、やがて訪れることになる巨大な「天门洞」を遠望できることも。
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世界最長の「穿山自動扶梯」: ロープウェイ山頂直行ルートが休止中の今、山の中腹にある天门洞から山頂へ至る主要な手段が、全長約900メートル、7連続区画からなるこの巨大なトンネルエスカレーターです。山体内部を登っていく神秘的な体験は、天门山ならではのハイライトです。
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断崖絶壁の遊歩道「鬼谷栈道」: 山頂に広がる東西の遊歩道は、特に「鬼谷栈道」が有名です。切り立った崖の側面に設置された遊歩道を歩けば、足下は深い谷底。晴天時は雄大な展望が、霧の日は水墨画のような幽玄の世界が広がります。
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天空のガラス道「玻璃栈道」: 山頂の西線と東線に設けられた、透明ガラス張りの遊歩道です。文字通り、足元に深谷を見下ろしながら歩くスリリングな体験は、胆力試しとして大人気。利用には別途5元の靴カバー代が必要です。
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自然の奇跡「天门洞」: 標高1300メートルの絶壁に穿たれた、高さ131.5メートル、幅57メートルの巨大な天然のアーチ。全ての旅程の中心となるこの洞門の前では、自然の圧倒的な造形美に息を呑みます。洞門の下から続く999段の急な石階段は、下山(または上山)の体力試しです(エスカレーターでの回避も可)。
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観光のベストシーズン:
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春(4月~6月)と秋(9月~10月): 過ごしやすく、緑や紅葉とのコントラストが美しいベストシーズン。
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冬(12月~2月): 雲海や霧氷(樹氷)が見られる絶好期。ただし、積雪や凍結により天门洞や遊歩道が閉鎖されることがあるため、事前確認が必須です。
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観光所要時間: 選択するルートにもよりますが、山頂の主要なエリア(西線または東線)を散策し、天门洞も見学する場合、最低でも4~6時間は見ておきましょう。
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おすすめルート(A/B/C線の選択): 現在の天门山観光は、異なる交通手段を組み合わせた以下の3つの「套票」(セット券)ルートから選択する方式です。旅程の起点が異なるため、宿泊地や体力に応じて選びます。