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湖南張家界の米粉と緑豆麵 —— 山々に抱かれた素朴な麺料理

美食概要:
張家界の雄大な景観をご存知の方は多いでしょうが、実はもう一つの隠れた名物が「米粉(ミーフェン)」と「緑豆麵(リョクドウメン)」です。これらは張家界の朝食に欠かせない麺料理で、千年以上の歴史を持つとも言われています。
米粉は張家界で栽培された富セレン米を使用し、緑豆麵は米と緑豆や野草をブレンドして作られることが特徴。山里の厳しい自然環境の中で育まれた、素朴で力強い味わいが楽しめる名物です。
食べられる都市
本場の味を求めて遠く張家界まで行かなくても、以下の都市で本格的な米粉や緑豆麵を味わうことができます。
  • 張家界: 発祥の地。市内から武陵源景区周辺まで、老舗からモダンな店まで多数。
  • 慈利: 特に「慈利米粉」で有名。路地裏の老舗が多く、昔ながらの製法を守る店も。
  • 長沙: 湖南料理の中心地。張家界の麺料理をアレンジしたバリエーションが豊富。
  • 湖南省内各都市: 湖南料理店で「米粉」や「緑豆麵」の看板を見かけます。

食べるときのポイント
  • 辛さの選択: 湖南料理は辛味が特徴ですが、初心者には「微辣」(軽い辛さ)や辛味を別添えにしてもらうのがおすすめ。特に山胡椒油(サンコウショウユ) の痺れるような風味は、初めての方は少量から試してみてください。
  • 麺の種類: 米粉は細めで滑らかな口当たり、緑豆麵は少し緑がかった色と、野草の香りと歯ごたえが特徴。
  • おすすめの食べ方: スープと一緒に味わうのはもちろん、薬味で風味を変えて楽しむのも現地流。酸豆角(サンズゥイジャオ、酸味のある豆) や山胡椒油を好みで加え、味の変化を楽しむことができます。
  • 注意点:
    • 米粉はツルッと滑りやすいので、食べる時はお箸やレンゲを上手に使いましょう。
    • 緑豆麵は、緑豆を使用しているため、体を冷やす作用が少しあります。胃腸が特に敏感な方は食べすぎに注意。
    • アレルギーや辛さの希望は、注文時にスタッフに伝えると調整可能です。
美食の特徴と魅力 張家界の米粉と緑豆麵の魅力は、何と言ってもその素朴な味わいと豊富な「臊子(サオズー具材) **です。
  • 米粉: 米の豊かな風味と、なめらかで少しコシのある食感が特徴。ツルッと喉ごし良くいただけます。
  • 緑豆麵: 米と緑豆、時に野草(ヨモギなど) を練り込むため、ほのかな草の香りと緑色が特徴。山里の知恵が感じられる味わいです。
スープは豚骨や鶏ガラで取ることが多く、具材は腊味(ラープイ、燻製肉)、牛肉、三鮮(サンシェン、三種の具材) などバリエーション豊富。現地では、これを「臊子(サオズ)」と呼び、麺にのせて楽しみます。
食材と調理法 米粉の主な食材と作り方(慈利米粉の一例):
  • 主な食材: 米(慈利産富セレン米が理想的)、水、塩。
  • 作り方:
    • 米を洗い、水に浸して柔らかくする。
    • 水気を切った米を磨り潰し、米漿(ライジャン)を作る。
    • 米漿を蒸し器や専用の器械で薄く伸ばして蒸し、固める。
    • 蒸し上がったら冷まして帯状に切り、麺の形に仕上げる。
緑豆麵の主な食材と作り方(湘西風の一例):
  • 主な食材: 米、緑豆、野草(ヨモギなど)、水、塩。
  • 作り方:
    • 米と緑豆を数日間水に浸す。
    • 水気を切った米と緑豆、茹でて刻んだ野草とを一緒に磨り潰し、緑色の麺の生地を作る。
    • 伝統的な木匣子(モクコウス) と呼ばれる道具を使い、生地を薄く伸ばして蒸し上げる。
    • 蒸し上がった麺を冷却し、食べやすい幅に切る。

おすすめ店舗
  • 黄三米粉 (慈利): 看板もない老舗ですが、地元客に愛される味。猪肉の「臊子」が絶品。
  • 劉聾子粉館 (張家界市内): 牛肉の「臊子」が人気で、観光客にも食べやすい味。日本語メニューがあるかも。
  • 粉紅佳人・小姐姐早餐店 (張家界市内): 店内が清潔で、三鮮、牛肉、青椒肉絲など「臊子」の選択肢が豊富。
  • 楊雄米粉 (張家界): 地元で長く愛される老舗の一つ。

張家界の米粉と緑豆麵は、雄大な自然と共に生きる人々の日常に根ざした素朴な力強さが魅力です。ぜひ、さまざまな「臊子」と組み合わせて、山里の深い味わいを体験してみてください。
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