北京の伝統スイーツ「驢打滾」 ──きな粉が香る、モチモチ食感の老北京おはぎ
北京の伝統的な点心といえば「驢打滾」を忘れてはいけません。その名は「ロバが転げる」という意味で、きな粉をまぶした見た目が、ほこりの中で転げ回るロバを連想させることから名づけられました。日本の「きな粉餅」や「あんころもち」に似た親しみやすい味わいで、北京の人々に愛され続ける素朴な甘味です。

宮廷から庶民へ広がった菓子
驢打滾の歴史は古く、清朝の時代にまで遡ります。もとは宮廷で楽しまれていた高級菓子でしたが、時代とともに庶民の味として広がり、今では北京の路地裏や点心店で気軽に楽しめる名物お菓子に。北京の老舗「護国寺小吃」や「錦芳小吃」では、今も伝統の味を守り続けています。

驢打滾の3大特徴
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きな粉の香ばしさ:たっぷりのきな粉が、口の中に香ばしい風味を広げる
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モチモチの食感:糯米で作られた皮が、驚くほど柔らかくもっちり
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素朴な甘さ:小豆餡の甘さが控えめで、何個でも食べられる美味しさ
食べられる都市
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北京:本場の味。「護国寺小吃」「錦芳小吃」などの老舗がおすすめ
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天津:北京風よりも皮が薄く、あんこが多い
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上海:甘さを抑えた、上海風のアレンジも
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東京・大阪:中華食材店や点心店で購入可能
食べるときのポイント
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ベストな楽しみ方:
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一口で食べやすい大きさに切って
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中国茶(ジャスミン茶など)と一緒に
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作り立てのやわらかい食感を味わう
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おすすめの組み合わせ:
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烏龍茶やプーアル茶との相性が抜群
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豆乳や杏仁豆腐と一緒にデザートとして
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注意点:
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糯米アレルギーの方はご注意を
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時間が経つと固くなるので、早めに食べる
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甘さ控えめ希望の方は、あんこ少なめを選択可

日本人におすすめの楽しみ方
「日本のきな粉餅とどう違う?」と比較しながら味わうのも楽しい発見があります。糯米のやわらかさ、きな粉の香ばしさ、小豆餡の素朴な甘さ――これらが織りなす味わいは、北京の庶民的な食文化を感じさせてくれます。北京観光の合間に、ぜひこの素朴で温かみのあるお菓子を味わってみてください。